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フィンランドは現地語でスオミともいわれ、首都ヘルシンキまでは日本から飛行機で10時間半余りです。日本とほぼ同じ面積を持つ国土は、10数万個ともいわれる湖と果てしない針葉樹の森が続くまさに「森と湖の国」です。
ヘルシンキの緯度は北緯約60度。東京は北緯36度ですから、ヘルシンキはかなり北になります。さぞ寒い所と思いきや、メキシコ湾からの温暖な海流のおかげでそれほど寒くはありません。といってもヘルシンキの冬の平均気温はマイナス11度。冬の寒さの厳しさは半端ではありません。
北極圏は北緯66度33分から高緯度の地域をいいます。夏至の時には一日中太陽が沈まない白夜となり冬はほとんど日が昇らない薄暗い夜の状態が続きます。またオーロラ
が見えることでも知られているのが北極圏です。
ところで、北欧に針葉樹が多いのはなぜでしょう?北欧は地軸に近く太陽から遠いので、植物は日光を一身に集める必要があります。日光を集めるだけなら、葉は広い方がいいのですが、何しろ北極圏。厳寒の気候に対抗するため、葉は細く丸く、日照時間が短いので一年中葉は落とさず、さらに凍結や乾燥を防ぐため樹脂を多く含んで自分を守る「針葉樹」が生き残ってきたのです。
針葉樹は日本のような温暖な気候の地にもありますが、北欧の厳しい気候に揉まれた針葉樹は生長が遅いため、堅く密度があり良質の木材となります。同じパイン(松)材でも、特に北欧のパイン材は人気があるのは、そういった気候に影響しているからなのです。
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