鉄じゃなきゃ出せない
カッコよさがある!
Fe★NEEDS WELDERS POINT
自分たちが働く店舗の内装を施工するために溶接を始めたという桑原さん。すぐにその面白さにハマり、技術もめきめき上達。現在はワークショップを通じ、ビギナーに溶接の魅力を伝える立場を担っている。
鉄製の間仕切り壁のチョークアートがシンボリックな店内。この間仕切り壁の向こうが溶接スペース。鉄に木や革などの異素材を組み合わせたテーブル、スツール、カウンターなど、すべてスタッフによる手作り
鉄を自由に加工できると
もの作りの幅は一気に広がりますね
街行く人の感性をくすぐるショップが並ぶ、東京・中目黒高架下。その中に、なんと店内でがっつり溶接を楽しめる場所がある。ジョイフル本田で販売する溶接機「SUZUKID」のメーカー、スター電器製造が運営するフェニーズウェルダーズポイントだ。
開店は3年前。その際に、スタッフが寝泊まりしながら鉄製の什器や設備を作り、店内を仕上げた。そのスタッフのひとりが、現在、店長を務める桑原康介さん。以前からレザークラフト作家としても活動しており、もの作りが好きなタチだが、実は溶接を始めたのはこの開店準備がきっかけ。経験豊富なスタッフに手ほどきを受け、あっという間にアイアンワークの魅力にはまったという。
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そうだ、暮らしにスパークを!
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鉄の作業台を備えた溶接スペース。棚や壁面に種々の道具がそろう
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ワークショップでは作業方法をマンツーマンで教えてくれるからビギナーでも安心
「鉄で作ると想像以上に良いものに仕上がることが多いです。やっぱり鉄の素材感が雰囲気を高めるんでしょうね。そして鉄を使うと常識では考えられないものまで作れてしまうから面白い(笑)。たとえば車の後部につけるヒッチメンバー(牽引器具)とか。『こんなの自分で作れるの?』というものが作れる。鉄を自由に加工できると、もの作りの幅は一気に広がりますね」
そう語る桑原さん、今ではワークショップなどでビギナーに手ほどきする立場。親切な指導で、多くの入門者に溶接やアイアンワークの魅力を伝えている。スター電器製造のスタッフによるワークショップはジョイフル本田でも開催されているので、ぜひ体験して鉄の仕事人への第一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
SHOP DATA
Fe★NEEDS WELDERS POINT
フェニーズウェルダーズポイント
NAKAME GALLERY STREET at 中目黒高架下内♯96-97
定休日:火・水曜日
フェニーズにある作品群は
鉄の効果的な使い方のお手本になる
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鉄+焼きスギ板の囲炉裏テーブル
市販の石油ストーブに合わせて製作。丸鋼を溶接した脚部に天板を差し込んでいるだけなので、簡単に解体できる
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鉄+木のスツール
座面にヴィンテージ感のある木を用いた丸スツール。フラットバーを円形に曲げて座面の枠を製作
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鉄のコートハンガー
鉄パイプと丸鋼を組み合わせ、シンプルかつ無骨なスタイルに
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鉄+ステンレスメッシュの焚き火台
細い角パイプをボルト&ナットでつないで、スマートなフォルムに。トングとファイヤーブラスターを一体にしたブラスタートング用のハンガーを装備
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鉄+革のマガジンラック
フラットバーと丸鋼という身近な素材を曲げ、溶接してキュートなデザインに。ボルト&ナットを用いて革ベルトを鉄部に留めている
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鉄の壁掛け時計
厚みをつけることで、重厚感が増している。プラズマ切断機による数字の切り出しに手作り感があり、楽しげに映る。
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鉄+木のワゴン
Lアングルを溶接して骨組みを作り、側面にエキスパンドメタルを固定。丸鋼を曲げて持ち手とフックを製作
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鉄+革のスツール
独特の形状に切り出した脚が、アイアンワークの自由さを物語る。革との相性もバッチリ
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鉄のスケートボード
普段は壁にかけて飾られているスケボー。丸鋼でフレームを作り、エキスパンドメタルを溶接
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