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水槽の材質は、一般的にガラスとアクリルがあります。ガラスは特に透過性に優れており、傷もつきにくいのが特徴。但し、一般的にガラスは薄く緑がかっているため、上質の水景を目指すには高級ガラスを使用した水槽が必要です。一方、アクリルは軽量のため取り扱いが簡単です。ガラスと違って無色透明ですが、傷つきやすいのが難点。そうすると折角の水景も台無しになってしまいます。理想
は無色透明のガラス水槽だと言えるでしょう。
サイズ
に関しても様々なものがありますが、最終的には実用的なサイズに絞られます。実用的なサイズとは、ちょっとしたレイアウトの変更や管理がしやすいこと。底が深くて水草が簡単に植えられないのでは仕方ないし、光が底まで行き届かなければ生育に悪影響を及ぼします。使い勝手が良いサイズは高さ45cm、幅60〜90cmぐらいの水槽でしょう。
尚、水槽には必ず蓋を被せましょう。蓋をする事で、水の蒸発やホコリの侵入を防ぐ事ができます。熱帯魚と共生させる場合には、魚の飛び跳ね防止にもなります。 |
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水草は陸上の緑色植物同様、光合成を行って生きています。但し、水草の場合は水中に溶け込んでいる炭酸ガスを吸収して光合成を行う為、必ずしも満足のいく吸収は得られていません。その理由として、水中の炭酸ガスは簡単に空気中に逃げてしまう性質を持っています。
もし、水草は少なく、熱帯魚と共生しているのであれば、水面から多少なりと溶け込むCO2と熱帯魚・濾過細菌の出す二酸化炭素で充分補えます。一方、水草を多植してあるのなら、二酸化炭素はたちまち不足の事態となります。その際、外部からのCO2の添加が必要となるわけです。
CO2添加で一般的なのは、ボンベにレギュレーター(調節装置)を取り付けて、効率よく水中に溶出する方法。しかし、この方法では添加量を見極めるのが難しい点も存在します。ただ、現在ではアンプルの口を開けて水槽に固定するだけで、自動的にpHやCO2の濃度を調整をしてくれる「CO2リキッド」と言う便利なものもあります。 |
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水草の肥料は固形タイプ・液体タイプ・底床タイプの3種類があります。肥料はそれぞれ特徴を持っており、場合に応じて与えるようにします。
固形タイプの特徴は「緩効性」です。砂の中に埋めることにより、根から栄養分を時間をかけて吸収します。また、ゆっくり水に溶けていく性質も持っています。これに対し「速効性」を持つのが液体タイプです。すぐに水と馴染む為、弱っている水草に迅速に栄養分を補給する事ができます。
底床肥料は水草を植える際に、底砂に混ぜて使用します。こちらも固形と同じ緩効性ですが、長期間の持続力を特徴としています。なお、水を汚す心配がありません。
肥料の与え過ぎは禁物。水槽の中で余った肥料は水草の天敵である「藻」の発生源となりますので、必要な時だけ適量を。 |
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水草に最適な水温は25度です。但し、水温は外温・季節によって影響を受けやすく、温度をコントロールする事は水草を生育する上で難しい点です。夏場の直射日光や冬場の寒さは急激な温度変化を起こしかねず、細心の注意が必要となります。こまめに水温計に目を見張るだけでは不十分と言え、季節に関係なく常温25度前後に保たなければなりません。その為には、ヒーターとサーモスタットの保温器具が必要になります。
ヒーターは水槽内の底砂の上に置いたり、ガラス面に設置して水を加熱します。ただ、加熱する一方では水温がみるみる内に上昇してしまいます。そこで温度の調整役を担うのがサーモスタットです。サーモスタットはヒーターと接続する事により、水温を事前に設定した温度に保つ装置です。この2つの装置により水槽の中を一定の温度に保つ事ができます。
ヒーターなら何でも良い訳ではなく、水槽の大きさに合わせて適するワット数があります。45cm水槽なら100W、60cm水槽なら150W、90cm水槽なら300Wぐらいが水槽全体を効果良く温めるのに適しています。また、ヒーターは消耗品なので、いくつか予備を置いておくと便利でしょう。 |
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光は光合成を行う水草にとって不可欠な要素です。しかし、水槽に太陽光を注ぐ事はグリーンウォーターの温床になります。水草
が健康的に光合成できるよう、効率良く光を供給するには、太陽光に代わる照明を設置する必要があります。
照明の光源にはいくつかあり、蛍光灯、シリカ電球、ハロゲンランプ、水銀灯、メタルハライドランプ等があります。一般的には使い勝手が簡単・種類が多い点から蛍光
灯が主流です。一般的に60cm水槽には20W×2本、90cm水槽には15W×4本を使用し、照射時間は6〜8時間が目安とされています。
蛍光管には、一般的に「PGU」と呼ばれている植物育成用蛍光管、「PGV」と呼ばれている高演色系蛍光管の2つがあります。PGUは水草の生育に最適な太陽光に近い光を放出します。照度は低いのですが、赤色系水草の色を引き立てる効果を持っています。対して、PGVは水草の緑色を引き立てます。
こちらは照度が高い為、赤色系水草や熱帯魚の色は光に奪われてしまう欠点があります。ただ、水槽前面に熱帯魚が集まり易い習性を活かしてPGUを前面に、PGVを後方に設置す
る事で、水槽の景観が見違えるほどに変わります。 |
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水質は
自然と汚れていきます。熱帯魚がいるのであれば、エサの残りカスや排泄物によって汚濁が進んでいく一方。この水質悪化に歯止めをかけ、水を浄化するのがフィルターの役割です。
フィルターはそれぞれの水槽の特性に合うよう4種類作られています。上部式フィルターは熱帯魚飼育セットでも使用されている一般的なタイプのフィルターですが、構造上、攪拌の際に水中の炭酸ガスを逃がしてしまいます。その為、水草を優先する水槽には向いていません。底面式フィルターは床砂の下に設置するため、水景の邪魔になりませんが、フィルター掃除の際は掘り起こすために折角の水景が壊れる可能性があります。水中式フィルターは水草に適したフィルターです。濾過効率は劣りますが、外の空気を巻き込まない分、炭酸ガスの減少を抑えられます。
それでも、水景を楽しむ水槽も最も適しているのは外部式フィルターだと言えます。筒型の濾過槽が密閉されている為、まず空気に触れる事がありません。濾過槽からは吸水と出水をする2本のパイプしか出ておらず、効果的に浄化する事が可能です。しかし、熱帯魚向きではないので、共生は難しいかもしれません。 |
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砂の役割は、水草の育成に大きな影響力を持っています。底砂は水草の大切な土壌であると共に、水質悪化を防ぐ濾過細菌の繁殖の場ともなります。
底砂で一般的に使われているのが天然砂です。大磯砂・南国砂・金華砂などありますが、砂には水質に影響を及ぼすものがあるので、特徴を知った上で使う砂を判断します。サンゴ砂は見た目の綺麗さで使われますが、石灰質の成分が水質を弱アルカリ性に変えてしまうので使用は控えましょう。
無難なのは水草専用として売られている砂です。最近は水質を適正なpHに維持してくれるプラントサンドがあります。生長促進作用や多孔質構造で通気性が良い点など、取り扱いが簡単と言う事もあって人気です。 |
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岩や石は水景にアクセントを与えてくれると共に、熱帯魚の安息の場所にもなります。但し、底砂と同様、岩・石も水質に影響を及ぼす場合があるので、こちらも特徴を知った上での取り扱いに注意しましょう。
流木は買ってきたらまずアク抜きをします。流木全体が入るくらいの鍋に入れ、1時間ほど煮沸します。泡状のアクが出なくなるまでは、この作業を何度か繰り返します。煮沸の際、鍋内が茶色に濁る場合がありますが、これは流木の色素が溶け出しているだけなので問題はありません。ただ、この色素は水槽に入れても溶け出してくるので、濾過槽に黄ばみ除去剤「イエローカット」を入れておくと、濁りを素早く吸収してくれます。
バックスクリーンは水草や熱帯魚を引き立てます。一般的には黒が人気ですが、水草プリントや3Dなど様々なタイプが販売されています。 |
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