経営者メッセージ

20代後半で初めてアメリカ合衆国に渡り、3年間滞在したことがあります。広大な国土、陽気な人々、それに当時最盛期を迎えていた巨大ショッピングモールの偉容にただただ圧倒されたことを覚えています。行く土地土地で、住民が東洋人の私たち家族と出会うと、口々に ”Enjoy!” と声をかけてくれたのも、とても新鮮で不思議な感覚でした。

あれから四半世紀が過ぎ、日々の暮らしは飛躍的に便利になりました。しかし、なぜか今よりも不便で満ち足りてはいなかった時代を懐かしく感じるのもまた事実です。経済合理性や拡大再生産をひたすら追求してきた資本主義社会が、大きな曲がり角を迎えていることにも深い関係があるのではないでしょうか。

創業の昭和50年、今から半世紀近くも前、「ジョイフル本田」を社名と決めた創業者、本田昌也の奇抜で独創的なアイデアと行動力。これが我々の原点です。誠実で勤勉な仕事ぶりこそ唯一無二としていたはずの世の中で、楽しむこと、共に喜び夢を創っていくことを会社の名前に託しました。
こじんまり小さくまとまってしまうのではなく、はみだしながらも全力で規格外のことを成し遂げる集団、こんな組織をもう一度原点に戻って創っていきます。

そして、これまで出店させていただいた地域の皆様に愛着を持っていただけるくらい「根ざす」ことが、私たちの願いです。人と人とがふれあい、慈しみ、気持ちが安らげる場所。行くとなぜか少しだけ元気が出てくるようなお店。新しいことに日々チャレンジしていきつつ、決してスタート地点の想いは忘れません。ジョイフル本田に、ようこそ!!

【2020年度 第3四半期累計期間を振り返り】

当社グループは、更なる企業の成長と発展を目指すべく、主力事業であるホームセンター事業において「現場第一」を基本として、お客様の関心を売場のテーマとした店づくり・売場づくりに取り組んでおります。また、お客様にとって魅力ある店づくりを実現するため全店標準化とエリア毎個別化の両立を図るべく、現在、大型店では「店舗規模を生かした広域商圏の再構築」を具現化すべくひたちなかエリアで、中型店では「より地域に密着した店舗づくり」を具現化すべく八千代エリアで標準化モデルの構築に取り組んでおります。

具体的な取り組みとしましては、当社店舗店頭にて無料配布している当社のナビゲートマガジン「JOYFULHONDA mag.」の内容を刷新し、ライフスタイルの提案をメインテーマとし、WEBやSNSなどを通じて情報発信を開始いたしました。更には、売場での商品展開とも連動させ、「ジョイフル本田の価値観や強み」をより分かり易く伝えられるよう改善を図っております。
また、多様な決済手段への対応について検討を開始し、11月より全店舗でQR決済サービスを開始いたしました。更に、11月に12回払いまで分割手数料が無料となるショッピングローンの対象となる商品範囲の拡大をしたほか、3月より法人向けの新たなクレジットカードの受付を開始いたしました。
商品面におきましては、新規取引先との取り組みの推進や新規商品の積極的な導入など、新たなマーチャンダイジング施策に取り組んでおります。また、新しい試みとしてファッションのオフプライスストア事業に取り組み、11月に実験店舗として宇都宮店内に期間限定にて開業し、その実績を踏まえ2月にひたちなかエリアに、3月に千葉ニュータウンエリアに常設店として開業いたしました。更に、ひたちなかエリアにおきましては、アウトドア用品売場を拡充し釣り具の販売を開始するなど、新たなカテゴリーへの取り組みについても積極的に取り組んでおります。
更には、地域に根ざすというポリシーに基づき、店舗への交通手段を持たない方々への買物支援サービスを8月から順次開始いたしました。荒川沖エリアでは「のりあいタクシー土浦」および無料送迎バス「じょいふる号」を利用し、更に守谷エリアでは「守谷市デマンド乗合交通」を利用し、店舗への送迎サービスを開始いたしました。また、無料送迎バス「じょいふる号」については、ご利用者の声をもとに、2月から運行ルートやバス停を増設するなど利便性の拡充を図っております。

これらの施策に取り組んで参りました結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期に比べ18億83百万円増加し、1,122億13百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。また、営業利益は、前年同四半期に比べ16億84百万円増加し、73億81百万円(同比29.6%増)、経常利益は、前年同四半期に比べ16億83百万円増加し、83億19百万円(同比25.4%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純損失は、減損損失、投資有価証券評価損、投資有価証券売却損などを特別損失として計上した結果、4億87百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益26億52百万円)となりました。

【2020年6月期通期個別業績予想(2020年5月1日付公表)】

1.非連結決算への移行に伴う業績予想の変更について
2020年2月14日に公表いたしました「グループ内組織再編(完全子会社の吸収合併及び非連結決算への移行)による特別利益の発生に関するお知らせ」に記載のとおり、当社は、2020年6月期第4四半期決算から、非連結決算へ移行し、これまでの通期連結業績予想の公表に代えて、新たに通期個別業績予想を決定し公表しております。
2.業績(予想・実績)の対象範囲の変更の明確化
業績予想の開示を連結(当社と連結子会社4社の合計5社)から個別(当社、現リフォーム事業部と現アート・クラフト事業部を含む)へ変更いたします。
新たに公表する通期個別業績予想の業績の対象となる範囲は下表に示すとおりです。
3.通期個別業績予想の前提
2020年6月期通期個別業績予想につきましては、第3四半期累計期間の実績と現況の業績動向に加えて、主に下記3点の要因を踏まえ、予想を算定しております。
  • (1)2020年2月3日に公表いたしました「セルフガソリンスタンド事業・灯油スタンド事業の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」に記載の事業譲渡に伴い、2020年6月期第4四半期の当社個別決算において特別利益15億円(概算)の計上をする見込みであること。また、事業譲渡による売上高等業績への影響。
  • (2)2020年5月1日に公表いたしました「特別利益及び特別損失の計上、並びに新規出店に関するお知らせ」に記載のとおり、子会社2社の吸収合併に伴う「抱合せ株式消滅差益」約84億円を2020年6月期第4四半期の当社個別決算において特別利益へ計上する見込みであること、及び東京都稲城市に出店を予定していた用地について売却準備を開始したことに伴う固定資産に係る減損損失48億33百万円を2020年6月期第3四半期の連結決算及び個別決算において特別損失へ計上したこと。
  • (3)新型コロナウイルス感染拡大に伴う日本政府の緊急事態宣言により4月8日から順次実施している営業時間短縮や一部店舗での臨時休業による売上高等業績への影響。
4.2020年6月期通期個別業績予想(2019年6月21日~2020年6月20日)と前期個別業績実績との差異
今回公表予想 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり
当期純利益
2020年6月期通期
個別業績予想(A)
  • 百万円
  • 121,100
  • 百万円
  • 7,170
  • 百万円
  • 8,390
  • 百万円
  • 9,000
  • 円 銭
  • 129.95
増減額(A-B) 1,995 △605 △750 4,459
増減率(%) 1.7 △7.8 △8.2 98.2

(下記ご参考1)
前期個別業績実績(B)
(2019年6月期)

119,104 7,775 9,140 4,540 65.59

※今回の発表予想の業績の対象範囲

※前期実績の業績の対象範囲

注)上記の注記(※)欄内の表で●印を付し塗りつぶしをした部分が業績(予想・実績)の対象範囲となります。

なお、詳細については、2020年5月1日に公表の「非連結決算への移行に伴う通期個別業績予想の公表に関するお知らせ」を御覧ください。