特集|ジョイフル本田で実現! 我ら、鉄の仕事人。|自在に変化する鉄の奥深さにハマった!

自在に変化する
鉄の奥深さにハマった!

福島 毅 さん
看板屋たけちゃん

創作の素材として鉄を扱ってみたくなり、100V仕様の半自動溶接機で薄い鉄板を溶接することから始めたという福島さん。現在では複数の溶接機を駆使して、アーティスティックな看板などを生み出している。

元はライスセンターだった施設を改装しながら工房として利用。室内はとても広く、今後はもの作りができるイベントスペースや休憩所なども設えたいとのこと

形や表情を自由に変えられるのが面白い。
〝鉄は生きもの〟だなぁとつくづく感じます。

8年前から「看板屋たけちゃん」の屋号で、看板・家具・什器をオーダーメイドで製作する福島毅さん。看板屋を開く以前は、陸上自衛隊員を16年間務め、除隊後は知見を広げるために2年間の旅に出た。そんな異色の経歴を持つ福島さんだが、旅先でいろいろな人と触れ合ったのが溶接を始めるきっかけになったそう。

「仕事を手伝ったりしているうちに『自分はもの作りが好きなんだ』と気づき、旅から戻ってきてからは流木でオブジェを作っていました。創作を続けるうちに鉄も扱ってみたくなり、SUZUKIDの100V半自動溶接機を購入して、薄い鉄板で溶接の練習から始めました。熱量でひずみ方は違ってくるし、ほうっておくと錆びていくし……。形や表情を自由に変えられるのが面白い。〝鉄は生きもの〟だなぁとつくづく感じます」

  • 工房内には動物をモチーフとした廃材のオブジェが飾られていた

  • 壁面に作りつけた作業台。ブレース(対角線上に差し込まれた補強材)の形状をいかしたデザインで、収納も充実している

福島さんの実家は鉄工所ということもあって、父の指導を受けながら溶接の腕を磨いた。今ではガス、ガソリンエンジンの溶接機を駆使して、下記のようなユーモアあふれる唯一無二の看板を作り上げるほどに。いつも材料に使うのは、建物の解体現場などから譲り受けた廃材が中心。ジャンクな雰囲気が好きな福島さんだが、作品によってはジョイフル本田で購入した新品の材料を利用することも。

「ジョイフル本田はとにかく品ぞろえが豊富。アイテムをいろいろと眺めていると、アイデアが浮かぶので助かっています」

多いときは毎週足を運ぶそうで、ジョイフル本田は福島さんの独創的な創作活動の支えになっているようだ。

SHOP DATA 看板屋たけちゃん

所在地:茨城県石岡市宇治会3240
090-8582-1774
info@kanban-takechan.com

錆びも味ととらえるたけちゃん流のアイアンワーク

  • ロボット型ロケットストーブ

    ガスボンベや角パイプなどを溶接し、燃焼効率より見た目重視で作ったというロケットストーブ。車輪つきで移動も可能。

  • 駐車場案内のアイコン

    子ども用の三輪車に、流木からチェンソーで切り出した文字を載せて固定。パーキングの頭文字を取って「Pちゃん」と名づけた。

  • 廃材を組み合わせた椅子

    脚に丸鋼とナット、背もたれと座面に流木を用いた椅子。かわいらしいデザインで、座り心地も上々

  • ヴィンテージ古着屋の看板

    ガス溶接機で文字を切り出して流木に固定。ジャンクな雰囲気が、ヴィンテージ品を扱うショップにはとてもマッチする

  • 福島さんの溶接初作品

    父に教わりながら作った福島さんの処女作。工房を拠点とした村づくりの夢を抱いているため、「SunRise Village」と文字を切り出した

  • パッチワーク風文字看板

    存在感抜群のレストラン看板。鉄板と丸鋼で組んだ文字のフレームの内側に、さまざまな鉄材を取りつけた

  • 観覧車のオブジェ

    洋菓子店の店先に置かれているオブジェ。フレームは丸鋼、異形鉄筋などを溶接。ゴンドラは丸く切り出した木材に鉄板を巻きつけて製作した

  • ワインバーの表札

    飲食店の壁にかけられたおしゃれな表札。ランプシェードも鉄板で一から製作した。上に載っている人形がキュート

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