特集|ジョイフル本田で実現! 我ら、鉄の仕事人。|溶接でつくるアイアンスタンドレッグ

材料費…約900円 (税別) ※木材は除く
2020年4月27日更新

ジョイフル本田スタッフが挑戦! 溶接でつくるアイアンスタンドレッグ

キャンプテーブルや収納ラックに役立つスタンドレッグ作りに、ジョイフル本田スタッフがチャレンジ!
作業工程はたったのふたつ、鉄を切って、溶接するだけ。簡単オシャレなキャンプギア作りで、アイアンDIYの面白さをたっぷりと味わおう。

教えてくれる人

Fe★NEEDS WELDERS
POINT 中目黒店 店長
桑原 康介 さん

チャレンジャー

ジョイフル本田 営業企画部
尾崎 純 さん

ここが制作のコツ!

  • バンドソーで材料を正確な長さにカット
  • 溶接箇所は全部で12。単純な付け合わせなので、慌てず確実に作業を進めること
  • 道具

    直流インバータ溶接機(SUZUKIDアイマックス60)、バンドソー、ディスクグラインダー(多羽根ディスク装着)、金属ブラシ

  • 材料

    異形鉄筋(10㎜径×長さ1820㎜)4本、ゴムキャップ4個

※掲載商品は予告なく価格を変更する場合や、取扱いを中止する場合がございます。
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作業の前に確認! その1

鉄工の基本スタイル

激しく火花が飛ぶ鉄工DIYの基本スタイルがこちら。皮手袋と難燃性素材のエプロン、そして腕カバーや足当てを身に付け、体を熱からしっかりガード。これらに加え、溶接面が欠かせない。溶接時に起こるスパークの強烈な光を肉眼で見ないようするため、そして、火花や紫外線から顔面を守るためだ。ビギナーにオススメは、溶接の光を感知すると自動的に遮光するタイプで、頭にはめられて両手が自由に使えるもの。自動遮光ではないタイプや手持ちタイプに比べて、作業性が格段に向上する。

  • 鉄工の基本スタイル1
  • 鉄工の基本スタイル2

作業の前に確認! その2

溶接DIYの作業環境を整える

溶接を始めるにあたり、安全な作業環境を整えよう。溶接の作業台になるのは鉄板。鉄板はなるべく厚いほうが熱による歪みが出にくく、最低でも3㎜厚以上のものを選びたい。鉄板はテーブルに固定するなど、自分の使いやすい高さに調整するといい。作業台の準備ができたら、その鉄板の上につなぎ合わせたい溶接物(母体、つまり材料)を置いて作業を始める。なお作業場に可燃性のあるものは置くのはNG。万が一のために消火器も用意しておくこと。

溶接DIYの作業環境を整える

STEP1 異形鉄筋をカットする

バンドソーを使って鉄筋をカットする。切り出すパーツは590㎜6本、550㎜4本の計10本。バンドソーは切断スピードがやや遅く、火花が飛ばないので使いやすい。バンドソーがなければ金属切断砥石を装着したディスクグラインダーでカットしてもいい

切り出した鉄筋の切り口はバリ(ささくれ)が出るので、多羽根ディスクを装着したディスクグラインダーで研磨しておこう

STEP2 溶接機を使って各パーツをつなげる

まずは脚の基本形となるコの字にパーツを溶接する。550㎜2本を縦に、その間に590㎜1本を横に並べ、接合箇所を溶接する。材と溶接棒をじっくりと溶け合わせて、パーツをつなげよう

550㎜の支柱に、590㎜の横棒がしっかりと溶接できた

続けて、天板受けとなる横棒を溶接する。接合位置がずれないよう、アングルをガイドにして25㎜のすき間を保持する

先ほどと同じく、縦の支柱に横棒を溶接する。溶接棒は溶けるほど短くなっていくので、それに合わせて棒を押し込みながら、しっかりと溶接しよう

天板受けの横棒が溶接できた。このようにしっかりビード(溶接跡)ができるように溶接しよう。溶接直後の材は高温なので火傷に注意

同様に脚の下部につける補強材の横棒を溶接する

仕上げに金属ブラシで溶接箇所を磨いて、溶けカスやスパッタ(火花の跡)をしっかりと落とそう

完成!

完成イメージ
完成イメージ1
完成イメージ2

アイアンスタンドレッグの完成! 天板の1×12材を挟めば、持ち運びできるローテーブルに

この記事のまとめ

鉄筋のカット&溶接だけでできるスタンドレッグはアイアンDIYビギナーにぴったりの作品。加工するパーツの幅や長さを調整して、自分にぴったりのキャンプテーブルやツールシェルフを手に入れよう