おうち時間を楽しむハーブガーデン

2020年12月3日更新

目、鼻、舌でエッセンスを味わう! おうち時間を楽しむハーブガーデン

庭がなくてもベランダなど省スペースで手軽に育てられることができ、さまざまな料理にも活用できるハーブに注目。ジョイフル本田のガーデニング用品担当者に、ハーブのある暮らしを楽しむコツを聞いた。

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ジョイフル本田 商品本部
武石智考 さん

~武石さんオススメのハーブはコレ!~

料理に使いやすい定番ハーブ3種

スペアミント

最も身近なハーブとして親しまれ、爽やかな風味と香りが特徴です。気温の変化に強く、育てやすさはピカイチ!料理やカクテル、ハーブティーなど幅広く使えます。

ローズマリーハイセイ

枝が柔らかく、横に這って成長するタイプです。ハーブの中でもとくに強くて育てやすいので初心者にもおすすめ。料理やリースのクラフトなどに使えますよ。

レモンタイム

欧米では多くの種類が自生しています。日本の梅雨や長雨は苦手ですが、寒さに強くて積雪下でも育てられます。料理やポプリ作りなど用途もいろいろ!

ちょっとめずらしい変わり種ハーブ3種

ローマンカモミール

白い花を咲かせ、リンゴに似た香りがするハーブです。育てるときは日当たり&風通しの良い場所に置きましょう。また、蒸れに弱いので水のあげすぎには注意してください。

レモンバーベナ

爽やかな柑橘系の香りが魅力のハーブです。摘み取った葉を、レモン汁・シロップ・水・氷と一緒にシェイカーで混ぜ合わせると、おいしいレモネードが作れます。

カレープラント

葉を指でこするとカレーのようなスパイスの香りがする不思議なハーブです。から揚げやチキンソテーなどの料理の香りづけによく使います。

~鉢を使ったハーブの寄せ植え~

ハーブを寄せ植えする際は、生え方に注目して選ぶのがコツです。たとえば、高さが出るローズマリー、横に這うように伸びるタイム、ボリュームが出せるミントといったように、それぞれ違う方向に生え方をするものを植えれば、それぞれのハーブが引き立ちつつ全体のバランスもよくなります。

使用材料・道具

鉢、軽石、スコップ、ネット、ハサミ、ハーブ用の肥料、ハーブ用の培養土など

鉢の底にあいている穴を塞ぐためにネットを敷く。穴の大きさに合わせてハサミでカット

鉢の底に軽石を敷き詰める

ハーブ用の培養土を入れる。量は鉢の7~8割程度が目安

ハーブを仮に置いてみて仕上がりをイメージ

プラカップをはずし、根っこを軽くほぐして土ごと植える

肥料を入れる。それぞれのハーブの根っこ近くに少量撒き、土をかぶせる

ハーブの名前が書かれたカードを端に挿しておくと、何を植えたか忘れることがない。アイスの棒などでも代用できる

たっぷり水やりしたら完成。水持ちが悪くなったら根っこがパンパンになった合図で、土変え、鉢変えのタイミングとなる。大体、1年半ぐらいが目安

~ハーブ農家さん直伝のハーブを使ったおすすめレシピ~

RECIPE 01

豚肉のスペアリブ・ローズマリー焼き ミントソース和え

ハーブで香り高く焼いたスペアリブ(骨つきばら肉)をがっつり食べられる肉料理。ミントソースにはお好みでパルメザンチーズを加えてもおいしくなる。

材料(1人分)

豚のスペアリブ 約100gを2枚

パプリカ 1個

ローズマリー 10g

タイム 10g

塩・コショウ 少々

オリーブオイル 適量

A.ミントソース

スペアミント(ペパーミントでも可)50g

ハチミツ 大さじ2

白ワイン 50cc

オリーブオイル 50cc

塩・コショウ 適量

作りかた

  1. Aの材料をミキサーにかけてミントソースを作っておく。
  2. 豚肉を軽くたたき、包丁の腹で切れ目を入れる。片面に塩・コショウをふり、軽くもむ。
  3. パプリカを食べやすいサイズに切る(櫛切りまたは乱切り)。
  4. ローズマリーは葉の部分をメインにみじん切りにする。
  5. フライパンを火にかけてオリーブオイルでパプリカの表面だけを炒める。炒め終わったらいったん取り出して余分な油を切っておく。
  6. 豚肉を強火にかけ、ローズマリーとタイムを投入。両面に焦げ目がつくまで焼いたら弱火にし、フタをして約10分蒸らすように焼く。
  7. 豚肉に火がとおったら、お皿にパプリカを敷いて盛りつける。最後にミントソースをかけたら完成。
RECIPE 02

ハーブビネガー&ハーブオリーブオイル

ハーブを漬け込むだけの簡単調味料。ハーブビネガーは、パプリカ、大根、トマトなどを漬け込むと自家製ピクルスができる。ハーブオリーブオイルは、お肉を焼くときやサラダにかけるだけで、料理が劇的においしくなるのでおすすめ!

材料(1人分)

酢(オリーブオイル) 400g

ローズマリー 20g

タイム 10g

コモンセージ 2枚

作りかた

  1. ガラス容器を煮沸消毒してよく水を切っておく。
  2. 酢(オリーブオイル)を容器に入れる。
  3. ローズマリー、タイム、コモンセージを容器に入れる。汚れが気になる場合は、酢(オリーブオイル)を軽く染み込ませたキッチンペーパーで拭き取っておく。
  4. 1~2日ほど冷暗場所で保管すれば完成。ハーブは殺菌効果が高いので冷蔵庫保管で1カ月程度使用できる。
RECIPE 03

ハーブディップソース

パン、野菜、お肉など、素材の味を引き立ててくれるディップソース。どんな料理にも合わせやすく、朝ごはんやホームパーティーにぴったり!

材料(1人分)

マヨネーズ 大さじ4

卵(Mサイズ) 1個

タマネギ 1/4個

塩・コショウ 適量

バジル 10g

ディル 10g

ローズマリー 10g

作りかた

  1. 卵を茹でて、黄身が完熟のゆで卵を作る。
  2. タマネギをみじん切りにして、水に浸して辛みを取る。
  3. バジル、ディル、ローズマリーをみじん切りにする。
  4. ゆで卵をマッシャーでつぶして、マヨネーズ、水気をしっかり切ったタマネギと混ぜ合わせる。
  5. 3等分してお皿に取り分け、バジル、ディル、ローズマリーをそれぞれ加えて混ぜ合わせたら完成。

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自宅でハーブを育てればいつでも食卓に新鮮なハーブを活用できるのがメリットだ。品種によってはきれいな花が楽しめたり、虫よけとして効果を発揮するものも。ジョイフル本田では、定番のものから、市場ではあまり見かけないめずらしいものまで、さまざまな品種のハーブを数多く取りそろえている。売場のボードには、効能や育て方のコツが書かれているので、初心者も安心して選ぶことができる!